シュノーケル Love

地球上の全ての海を潜る勢いで書くシュノーケルログ

シュノーケルサイエンス2 魚の探し方。

こんにちは、うーちゃんです。

 

昨日は雨です、大荒れです

と言う天気予報を信じましたが

雨は降らなく暑い土曜日でした。

まぁ、海もソコソコ荒れてたし

海はあきらめましたので

過去の写真を使いながら

シュノーケルの楽しさを広げるスキル

魚の探し方について語ってみようかと。

 

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 フルマーレの朝日、美しいです。

 

まぁ、魚の探し方とか偉そうに書いてますけど

所詮は素人が増毛した程度の実力なので参考までに

って事です。

 

シュノーケルって浮かぶだけを卒業し

潜れるようになると、世界が広がります。

ウェルカム トゥ アンダーウォーター です。

更に魚を探せるようになったら

楽しさが数倍になるでしょう(当社比)

 

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こんなキレイな海なら探す必要なく丸見えなんでしょ?

って思うかもしれません。(写真はフィリピンです)

確かに透明度が高い海はその海のポテンシャルにもよりますけど

浮いているタイプのシュノーケルでも楽しめます。

軽く潜るだけでもパラダイスです。

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ちなみに、モルディブのこんな海では

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ムスジコショウダイの群れや

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ギンガメアジのプチトルネードも見れます。

これらは軽く潜って撮った写真です。

勿論、浮いてるだけでも見れる距離です。

これはモルディブの海が凄すぎるんですけど

でも、探せないと見れる魚がワンパターン化してくるんですよね。

それでも多くの魚たちに囲まれるのは癒しですけど。

 

 

と言う訳で、探し方について語ります。

あくまで個人的な方法であって、

見つからねーよとかの苦情は一切聞きません。

 

 

最初から身も蓋もないこと書きますが

魚との出会いって、一期一会

刹那的な時の可能性です。

お互い生きて移動してるんだもの

そうなるよね。

 

でもね、魚の生態を知ることによって

遭遇率はグッと上がるんです。

分かり易い例えは

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クマノミ、だいたいの場所では

ニモで通じるやつです。

彼らは基本的にイソギンチャクに就きます

それはイソギンチャクが外敵から守ってくれるからです。

と言う風に、生態が分かれば探しやすいんです。

まぁ、クマノミはいるところには

探す必要がないくらいにいるんだけどね。

 

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クマノミ可愛いよね。

クマノミって28種類くらい確認されてるんですけど、

種類によって、居つくイソギンチャクの好みがあるようです。

そう言う所から目当てのクマノミを探す方法もあります。

まぁ、車移動範囲だとヒリゾ浜くらいでしか見たことないけど、

近所にも居ついてほしい、採取職人にすぐ捕まりそうだけど

 

次に

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大きいエビ、ロブスター系の彼らは

主に夜行性なので、昼間は暗いところに潜んでます。

彼らもまた身を守るための行動をとります。

 

彼らの天敵はタコです。

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コイツ等な。彼らも忍者系なので擬態が得意。

 

つまりタコから身を守れる場所にいることが多いんです。

それは、

 

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ウツボさん

 

タコの天敵であるウツボの近くにいることです。

そう言う事を知っていれば偶然に頼らずに探す事が出来ます。

まぁ、伊勢海老とか採ろうと思わない限り探さないと思うけどさ

そんな人達からも守ってくれそうな悪人面ですよね、

ウツボさん。

 

ハゼ系は

大きく分けると浮いてる系と砂地にいる系に

分かれるので、探したいハゼがどっち系かを調べることです。

まぁ、写真に撮りたいようなのは

 

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ニチリンダテハゼとか

 

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カニハゼとか砂地にいる系が多いんですよね。

彼らはテッポウエビと共生してる種が多いから

上手くタイミングが合えばテッポウエビの姿も見られるし。

 

 

 

後、個人的にウミウシを探すときは

主に色で見つけています。

岩とかに奇抜な色が見えたら潜ってみる探し方です。

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トサカリュウグウウミウシとか

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こんなのとか

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セグロリュウグウウミウシ

奇抜なので見つけやすくて助かります。

逆に海藻類にいるミドリガイ系はサッパリ見つけられません。

一回見つければ何回も見つけることが出来るんですけどね。

目が慣れるって言うか、経験則的に言うと

知ってるものは探せるんです。

 

次に

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モンツキカエルウオ等の穴から顔を出す系

油壷でもコケギンポを何回かパパラッチしましたけど

彼等は岩の穴にほぼほぼいるので

根気よく探すしかないのです。

ただ、逆に移動をそれ程しないので

一度見つければ、しばらくはそこに居る可能性が高いです。

穴に引っ込んでしまっても、少し経って戻ってくれば

顔を出してることが多いです。

 

 

そして

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マダラトビエイとか

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カメとかは
もう、本当に運なのでチャレンジを繰り返すしかないのです。

まぁ、カメはタイマイにしろアオウミガメにしろ難易度は低いですけど

トビエイ系をシュノーケルで狙うには運以外ないんじゃない?

って思います。

 

探すにあたって大切な事は

最初に場所です。

いくら頑張ったって、東京湾でウミガメに遭遇するのは不可能ではないにしろ

シュノーケルでは可能性はほとんどないです。

ウミガメ狙いなら沖縄や、触ると罰せられるけどハワイとか

モルディブに行ったほうが高確率です。

見たいって言うモノが明確なら、まずは場所です。

明確なモノが無く、今日来た場所で何か探したいと言うなら

地形を確認することだと思います。

岩場、砂地、サンゴ、アマモ場

それぞれの生息域になにが居るかを把握することです。

季節来遊漁、つまり熱帯魚の幼魚系は

岩場の狭いところに居る可能性が高いので

台風後はそう言う所をチェックしてみるのも面白いです。

 

フィリピンに行った時、その時はダイビングメインだったんですが

ニシキテグリがいるって言われたので、「見たい」とリクエストしたら

彼らはガンガゼ、つまりウニの裏にいるって言われて

今まで探しても見つからなかった訳だって思いました。

写真とかだと、泳いでる写真しか見当たらないんだもの。

まずは魚を知ることが大事です。

 

次に時間です。

モルディブでシュノーケルする度に

固有種であるモルディブスポンジスネイル(タイにもいるらしい)

を探してたんですけど見つからず。

去年モルディブ行った時に絶対見つけるって意気込んでたんです。

ただ、情報が少なくて、どういった場所にいるかも分からない手探り状態

唯一の情報がカイメンを食べるらしいと言うこと。

で、無事見つけたんですが、

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写真悪いけど、コイツね。

貝の仲間だから、移動速度は速くないと思ってたんですけど

夜行性だったらしく、夕方くらいになってやっと現れたんです。

そりゃ、今までのモルディブライフじゃ

BARでビール飲んでる時間だよ、見つかるわけ無いじゃん。

って言う事と、比較的浅場にいたので

ドロップオフまで距離があるところじゃないと見つからないと言う事

深場にもいると思うけど、潜ってコイツを探すのは

夕方の明るさじゃ厳しすぎるし、

ドロップオフは他の誘惑が多いからね。

と言う訳で、時間によって見れるものが違うと言う事も

知っておくと楽しさが増すと思います。

まぁ、透明度が悪かったり天気が悪かったりして

海の中が暗いと、夜行性のモノが出てきたりはしますけど

その時はリスクも高いので気を付けてください。

 

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では、大好きな

フィリピンのタクビラランの夕焼けでお別れです。

早く、以前のように気楽に海外に行ける日が戻ると

良いですね。

 

良いシュノーケルライフを